研修報告(第9回八千代市認知症診療連携の会)
- 管理者
- 9月5日
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皆さまおはようございます。昨夜の研修報告です。
昨夜は『第9回八千代市認知症診療連携の会』に参加してまいりまた。
コロナ禍の期間も含めるともう10年以上も続いているこの連携の会。10年以上続いている事は本当に凄いことなんです。
私も同じような製薬会社さま共催の○○病連携の会のお手伝いをしていたことがあるのですが、製薬会社さまも会社が潤沢で無いと継続出来ない。現に私の関わっていた連携の会は、
経営面で継続出来なくなったのか、ある時からパタリと連絡来なくなり空中分解しました。
今回のポイントは『MCI(軽度認知障害)』
八千代市における令和6年の認知症(Ⅱa以上)は4,817人(介護保険申請者の56.4%)。現在はレカネマブ(レケンビ)やドナネマブ(ケサンラ)が承認され八千代市ではその治療を行える病院もありますが、初期の認知症やMCI(軽度認知障害)のみ有効。
薬価が高いことや点滴処方のため時間もかかることも課題ですが、せっかく治療出来る病院があるのに繋げられないのはもったいない。
如何にしてMCIの状態から医療に繋げることができるようになるか。
よく『その治療をしても認知症治らないのでしょう。』と言われることについて
私の班の精神科医師は『治らなくとも遅らすことが出来ることは重要。癌などもそうでしょ。』と話されていました。確かに。
どうやったらMCIの段階で専門医受診に繋げ治療に繋げるか・・・。
某精神科病院連携室看護師の方より『運転免許証更新がポイントかもしれません。このままだと免許返納になるよというマイナスの説得から、受診し治療したら車運転できる期間が延びるかもしれないよという、プラスイメージでの声掛けなども重要と思います。』とのご意見は参考になりました。
MCIや治療について正しい知識の周知もとても大切だと感じました。
・エーザイ株式会社さまが用意している動画等が有効かと感じました。
そして我々支援者の知識とバージョンアップ。顔の見える関係性つくり。こういう会への参加がとても重要。
私は、医師ではない講師のお1人に利用者の命を救ってもらったことがあります。
その方と私との日頃からの繋がりもきっと一助になったはず。
こういった会に参加せず日頃の関係性構築に努力していないのに、困った時のみ助けてもらおうとするのは虫が良すぎます。
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