皆さまおはようございます。
私は、一番合格率の高かった第2回のケアマネジャー試験合格者で、施行と同時にケアマネジャーを生業にした、最古参ケアマネジャーの1人です。
当時は、言葉として幼稚ですが本当に制度自体が〝イケイケどんどん”でした。
今は打ち出の小槌のように何でも地域包括支援センターさんみたいになっていて、本当に包括職員さんはご苦労されていると、感謝と労いの言葉しか出てこない包括支援センターも施行当初は無く、在宅介護支援センターが包括さんの代わりのようになっていましたが、
お手本も何が正解かもわからず、国全体が右往左往していたことを思い出します。
私含めた当時のケアマネジャーは福祉や介護を『サービス業』ではなく『慈善』と習っていました(少なくともサービス業とは習っていませんでした)ので、施行当時サービス業としてはプロでは無かったと思います。まあ、当時はそんな疑問も持っておらず、なんだか介護保険での中心的存在と持ち上げられて伸びきったピノキオの鼻のように裸の王様のように威張って仕事をしていたと思います。今思い出すと恥ずかしい。
(私の場合ですよ。他のお仲間ケアマネジャーさんはそんなことありませんでした。)
当時のケアマネジャー、いや介護保険業界全体の中にサービス業としての福祉職のプロが存在しない時代・・。皆が初めの一歩状態だったので、お手本にしたのは保険センターの職員や在宅介護支援センターの職員だった。皆さんとても尊い活動をされていましたが、その方々も福祉サービス業としてのプロではない。結果、業務範囲外の事も、あたかも自分の仕事のように行っていた時代。正直、介護支援専門員倫理綱領なんて気にしたこと無かった。
あれから20年以上過ぎ世の中も変わり、取り沙汰される一部利用者さんからの異常な権利者意識。利用者だけが悪い訳ではない。我々先人がやり過ぎた結果も含まれている。
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自戒の念も込め、今後当会でも取り組んでいけないか役員と相談してみよう。
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