研修報告(ヤングケアラー支援)。
- 管理者
- 2024年9月17日
- 読了時間: 4分
皆さまおはようございます。
9/14は当会&八千代市訪問看護師会主催研修『ヤングケアラーについて考える』
でした。
御参加頂いたお仲間様。お疲れ様でした~。
色々考えさせられる研修でしたね。
最近すっかり涙もろい私は、まるっとさんが紹介した事例に涙しました。
『中学生になる弟の為に制服を買ってあげたいから年末年始はバイトする。』といった子は
『将来は自衛隊になりたい。(家を出ないと)自分はずっとこの家から抜け出せない。』とも話す。そういった葛藤は子どもにさせてはいけない。このこはまるっとさんで開催しているカフェに参加したことで、制服バンクを知ることになる。
今回の研修とは違いますが、若年死で一番多い年齢は0歳未満である事実を先日ニュースでしりました。若者や学生に対する自殺対策も啓蒙活動が中心であり減らす事は出来ていない。
支援する制度や組織はあるはずなんです。そして、これだけスマホ社会になったのだから、情報を得る方法もきっと昔より増えている。なのに変わらない。
縦割り支援と個人情報。介護保険もそうですが自己決定と言う、ていの良い申請主義と申請あっての公的支援・・。
やっと気が付いた重層的な支援の必要性・・・。遅すぎる。
現状、重層的支援を各制度や分野のみに特化した専門職に求めるのは難しい。
次の日の医師会祝賀会の時に訪問看護師会会長とも話をしたのですが、皆さまもジェノグラムを作ることは多くあるというより必ず作成すると思いますが、介護保険を利用される方を中心に作成するのが通常で介護者ましてやヤングケアラー中心に作成するものでは無い。ヤングケアラーに気が付いたとしても、ちょっと怖い書き方になってしまいますが、単に『家族支援』と言う捉え方で、ケアプラン上『介護力』としてあてにしているケースもあるかもしれない。
お国柄や地域性で、家族の介護や家事は家族間で行える人がやるものという考えもある。
『ヤングケアラーをもし発見したとして、支援が必要と感じた場合ケアマネジャーはどこに連絡すれば良いのですか?』と質問したところ『まるっとでも福祉総合相談課でも地域包括支援センターでもどこでも良いので相談頂けたら。』とのこと。
確かに地域包括支援センターの業務には重層的支援体制整備整備も含まれている(これから含まれるの解釈の方があっている?)。
私がまるっとさんと繋がったケースはこれからヤングケアラーになる可能性があり更に独りになってしまう可能性があったお子さんがいる第二号のお母さんのケースでした。ヤングケアラーにさせてしまう事よりも障がいのある子を独り残してしまうことに涙されていたお母さんに特別支援学校に相談することを助言し結果まるっとさんに繋がった。
その子がヤングケアラーになる前に私の支援は終了し同時にまるっとさんと私との関係も終了するのですが、それでも誰か相談できる大人に繋げられたことは大きかったと感じています。その子私が訪問しても布団被って出てこなかったからな~。きっと私とお母さんの会話はお母さんがいなくなることを想像させる内容だったのだろうな。
ケアマネジャーの本質は『課題を一緒に解決 』することではなく『支援者に繋ぐ』なのかもしれない。
今回の研修は看護師さんを始め、教育、障がい支援、MSW、そしてまるっとさんと沢山の
職種の方が参加されました。皆さまの『繋』になれていれば幸いです。
講演頂いた『中核地域生活支援センターまるっと』とはどういったところかは
☟
| 中核地域生活支援センター | 子ども、障害者、高齢者等誰もが、ありのままにその人らしく地域で暮らすことができる地域社会を実現するために、中核地域生活支援センターを設置 (tyukakucenter.net)
まるっとの菊地様・三原様。そして八千代市訪問看護師会の皆々さま。
本当にありがとうございました。
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